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【座談会】役員とベテラン社員が語る、アンタイプが考える「型にはまらない」 後編

【座談会】役員とベテラン社員が語る、アンタイプが考える「型にはまらない」 後編

  • tsuji
  • 2022.11.15

こんにちは。採用広報の辻です。

今回のブログのテーマは社名の由来にもなっている「型にはまらない」についてです。

当社を表現する上で欠かせないワード、「型にはまらない」。
なぜ「型にはまらない」が社名の由来になったのか、どのような想いを込めたのか、また働いていて「型にはまらない」ことを実感したエピソードなどを、取締役の山下と三木、そして長年アンタイプを支えてきたフロントエンドエンジニアの尾形とWebディレクターの中川に話を聞きました。
今回はその後編です。
前編では、「型にはまらない」がどのような経緯で社名の由来になったのかということをメインに聞きましたが、後編では働く中での具体的な「型にはまらない」エピソードを話してもらいました!

前編はこちらからご覧になれます。

 


代表取締役 山下
新卒で広告代理店にWebデザイナーとして入社。
その後、フリーランスを経て2007年に三木とともに株式会社アンタイプを創業。

取締役 三木
新卒で広告代理店にWebデザイナーとして入社。ここで代表の山下と出会い、意気投合。
2007年に山下とともに株式会社アンタイプを創業。現在もデザイナーとして数々の案件に携わっている。

フロントエンドエンジニア 尾形
2008年に新卒入社。以来、当社の中心メンバーとしてフロントエンドエンジニアに従事。

Webディレクター 中川
通信会社の営業を経て、2011年にフロントエンドエンジニアとして中途入社。その後、営業の経験をより活かすことのできるWebディレクターへジョブチェンジ。


――尾形さんと中川さんは、アンタイプで働いて10年以上となりますが、「型にはまらない」ということを実感したエピソードはありますか?

尾形:デザインの構想段階がいちばん型にはまりがちなんじゃないかと思うけど、三木さんはそれがない。やっぱり前のデザインは自分の中に残ってるだろうし、前のデザインを応用して使うことが必ずしも悪いわけではないと思うけど、そればかりしていると自分自身も成長していかないし、なによりそれはお客さまの要望に応えるためのデザインではないから、そこを超えていかないといけないんだろうなって。それを三木さんは体現していると思う。
入社から三木さんを見ていて感じることは、時間をかけなくても合格点が出せるところをそれで終わらせずに、そのサイトにより最適化したデザインを生み出すことをずっとやっているということ。本質的な価値を追求して、お客さまの求めている以上のモノを出すためにいろいろ試行錯誤するマインドが常に伝わってくる。

アプローチ法はひとつではないから、そこは固定概念にとらわれずに柔軟な発想をするように心掛けてる

――尾形さんがコーディングする上ではどうでしょうか?

尾形:コーディングでいうと、本質的な価値を求める過程でのアプローチ法が型にはまっていないかな。手段にとらわれないように、って常々考えてる。
エンジニアもただコーディングだけしていればいいというのではなくて。
例えば、ディレクターから設計の段階で「こういったことを実現するにはA案とB案どちらの設計が良いと思うか」と聞かれたときに、「そのアプローチでも良いと思うけど、こういうC案の方がより良いんじゃないかな」って提案したり。直接そこを聞かれたわけではないけど、話を聞いているうちにエンジニアの立場から気になることも出てきたりするから。
コードを組んでいるときに、より良い訴求の仕方もあるんじゃないかって思ったときは遠慮せずに別案を提案したりする、または元の案を少し応用したモノとか。
最終的に見据える、価値を高めるというゴールはぶれないようにしないといけないけど、そこまでのアプローチ法はひとつではないから、そこは固定概念にとらわれずに柔軟な発想をするように心掛けてるな。
最終的なサイトの完成度を高めるにはどうしたらいいか一人一人考えているのがアンタイプの強みだと思う。

山下:そういう柔軟な発想から生まれた提案は、お客さまにも喜ばれている部分だよね。

尾形:そうですね、お客さまの言いなりではなく、こちらもきちんと考えた上で最適解を引き出すイメージですね。

山下:言われっぱなしにしないのはアンタイプの良いところかも。

本来の問題を解決するためにはどうしたらいいのか、お客さまの立場、予算、スケジュール、担当者の立場を考えながら最適解を見つけていくことが大切だと考えてる

――中川さんはどうでしょうか?

中川:本質的な価値にたどり着くためにどうしたらいいのかということを柔軟に考えるようにしてるのは尾形さんと共通してるな。
ディレクションのことでいうと、案件を進める中でスケジュール通りにいかなかったり、トラブルがあったりしたときも「これは無理だからやめよう」じゃなくて、どんな方法なら価値を落とさずに良いモノができるのかということを制作陣と相談しながら力を合わせて作ってる。

お客さまから「今のサイトのこの問題を解決する為に、こういった機能を設けたい」っていう相談がよくあるけど、「なぜその問題が出ているのか、いま改善できてないのはなぜなのか、どうしたら解決できるのか」というのをまず自分なりに深掘りする。
例えば、「お問い合わせフォームがないから作りたい」という話があったとしたら、今までなぜ作っていなかったのかを深掘りしていくと実は予算だけではなく、あまりメールが来なくて電話で対応できている、と。このような場合には、「本当にお問い合わせフォームが必要なのか」というところから考え直して、お客さまの気付いていない本来の問題を解決するための提案をしていくようにしてる。
本来の問題を解決するためにはどうしたらいいのか、お客さまの立場、予算、スケジュール、担当者の立場を考えながら最適解を見つけていくことが大切だと考えてるから、そこはより柔軟に考えるところだね。

 

山下:こちらの利益を優先して不要なモノを勧めることはせず、お客様が喜んでくれるであろう提案をする。Webサイト全体に関わらず、お問い合わせフォームとか細かい部分もアナログで効率よく出来ているのであれば、新しい機能を新たに追加することを勧めたりはしていないよね。

三木:お金をかければできることはたくさんあるけど、「本当に必要なのか」ということはきちんと考えるようにしてる。本質的な価値を提供する為に、より柔軟である姿勢が大切というのが全員の共通認識で徹底されていることだよね。

中川:お客さまの本当にやりたいことの本質を見極めて、技術と機能だけに偏らない提案も型にはまらないことのひとつかなと思う。
自分たちで更新できるサイトを作りたいと依頼があったけど、よくよく話を聞いてみるとそこが本質的にしたいことではなくて、まずはブランディングを確立すること、認知されることが本当の目的だったということもある。そうであれば、まずその目的を果たすためにサイトを運用して、その後に機能を増やしていく提案をした事例もありますよね。

山下:うん、だからつまるところ、目指しているところが同じであれば、そこに行き着く過程は色んなパターンがあっていいよね、というのも型にはまってないよね。
それを我々が得意とするWebの技術を使ってどう実現するか、そこに突出した能力を持っている人たちの集まりだから。Webの技術を使ってお客様の喜びに応えることが一番主たるモノだよね。

 

――アンタイプの本質がより理解できました。本日はありがとうございました!

まとめ

成果物として表に出るサイトのデザインだけではなく、その前段階である、お客さまへの提案や価値を高めるためのアプローチの過程も型にはまらずに様々な方向から柔軟に考えているお話が印象的でした。

アンタイプが考える「型にはまらない」について、2回に渡って座談会をお届けしましたがいかがでしたでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございました。