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アンタイプ社内インタビュー<Webディレクター編>

アンタイプ社内インタビュー<Webディレクター編>

  • Ikebe
  • 2024.01.09

こんにちは、アンタイプ Webディレクターの池邊です。アンタイプ社内インタビュー<社長編>の記事を書いてから、早いもので3年の月日が経ちました...
社員にフォーカスしたご紹介もできればと思い、今回はWebディレクターの先輩である中川にインタビューをしてみました。

Webディレクターの業務や姿勢について掘り下げる内容になっていますので、「Webディレクターって、どんな人が・どんな風に働いているのだろう」など気になっている方は特に、ぜひお読みいただけたら嬉しいです!

Webディレクターという仕事

池邊:ではまず、中川さんがWebディレクターという職種に就かれた経緯をお願いします。

中川:2011年10月に中途でアンタイプに入社しました。
デザインには元々興味があったのですが、転職活動中にコーディングを勉強して面白いと感じ、コーダーとしてスタートしました。
ですが2年ほどの業務を経て、ロジカルなJavaScriptの処理を考えるのが苦手なことに気づいてきたんです。それと同時に、前職が営業職で人と話すのが好きだったので、この強みをアンタイプでも活かせるのではないかと思うようにもなり、上司とも相談してWebディレクターに転身しました。Webディレクターに就いてからおよそ10年目になります。

池邊:エンジニアからディレクターへの転身だったのですね。
強みを活かすためということでしたが、Webディレクターになって良かったと感じることはありますか?

中川:やはり、大きい案件がリリースできたときの喜びは特別です。
様々なリスクを乗り越えた達成感と、長期的にクライアントとの関係を構築できた嬉しさがあります。継続した信頼関係が、何よりの資産だとも思います。

ディレクターを始めた頃は小規模の案件の経験を積んでいましたが、初めて大きい案件を担当したときのことは特に強く覚えています。
使用できる素材が少ない中でサイトのフルリニューアルをしなければならないという困難な案件でもありましたが、デザインの工夫で乗り越え、「希望を形にしてくれて良かった」という感想を頂きました。
このような成功体験が、原動力にもなっています。

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池邊:サイトの公開など、目に見える形でゴールがあるのも嬉しいですよね。
反対に、Webディレクターは大変だと感じるのはどんなときでしょうか。

中川:業界の性質上、常に幅広い情報収集や勉強が必要な点は、楽しさでもある一方で大変だと感じるときもあります。
ディレクターになった当初はUIなどWebについての勉強に集中していましたが、徐々にクライアントの業界についての勉強も必要と感じるようになってきました。
ユーザーがサイトを訪れる目的や離脱してしまう原因を具体的に知らないと、有益な提案はできません。
例えば不動産関係の案件では、本を読んだり、不動産業界で働く友人に話を訊いたりもしました。視野を広げて、幅広いビジネスシーン・世の中の構造を知ることを意識しています。

池邊:日々の勉強が大切とのことですが、日頃はどのような手段で情報を収集していますか?

中川:以前はニュースサイトを見る程度でしたが、広く浅い情報が多く、あまり身になっていないように感じていました。最近は情報の「本質」を捉えることを意識して、本を読む時間を大切にしています。本の選定にも気をつけており、手っ取り早そうな「ノウハウ」本ではなく、個々人の体験談など、判断の土台になるエピソードが取り上げられている本を読むようにしています。

池邊:情報をただ集めるだけでなく、質を意識することも大切なのですね。
10年ほどWebディレクターを続けられてきた中で、「失敗」の経験も伺えますか?

中川:アンタイプでは紙媒体のデザインも請け負っているのですが、紙媒体ならではのリスクヘッジが足りなかった経験は、大きな反省事項として思い出されます。
紙媒体の場合の金額の温度感や、確認項目の知識不足が目立ち、クライアントにご迷惑をお掛けする結果になってしまいました。
思い込みによる視野の狭さなど、自分の脆さ・弱さは案件に正直に表れます。
この失敗を経て、自身の悪い癖をなくすことを強く意識するようになりました。
確認作業を進めるときには自分を疑いながら取りかかり、それでも不安なときには別の社員とダブルチェックを行うなど、漏れがないよう徹底するようにしています。

池邊:失敗の経験も今に生かされているのですね。そのような中で、自身で把握している強み/弱みはあるのでしょうか。

中川:強みは、とにかく人が好きなところかなと思います。業務でもクライアントとはできるだけ直接会ったり電話で話したり、より温かい印象を持ってもらえるようなコミュニケーションを大切にしています。案件がスムーズに進むよう「真心」が伝わるコミュニケーションができるかどうかが、ディレクターの腕の見せ所でもあり楽しみでもありますね。

自分の弱みだと感じるのは、先ほどの失敗談でも話しましたが、途中で見切りをつけてしまうような癖があるところです。これは常に自覚するようにして、甘さが出ないように気をつけています。

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Webディレクターとしての「これから」

池邊:私は中川さんの後輩ですが、社内でのコミュニケーションでもいつも真摯に耳を傾けていただけてとてもありがたいです。アンタイプにはそういう人が多いですよね。
Webディレクターとして更に成長していくために、行っていることはありますか?

中川:まず、何事にも関心を持って行動することです。仕事やプライベートに関わらず、気になったことがあればまず調べ、行動に移すよう心掛けています。
最近はデータ解析の勉強に力を入れていますが、データは見る角度によって結果が変わったり、昨日と今日で異なる気づきを得ることもあり、関心を持つことがデータ解析の第一歩になると感じています。


池邊:関心を持つことが成長の源なんですね。
成長の先で、Webディレクターとして目指している像はありますか?

中川:Webサイトの価値を高めるディレクターになりたいと考えています。
7、8年前までは、Webサイトは企業の名刺のような存在としての役割が大きかったように思います。
しかし段々とその役割も変化し、企業の認知度を上げ、コンバージョンを増やして営業に繋げるなど、今やWebサイトは会社の利益創出に大きな影響を与える存在になっています。サイトを作るうえで、ビジネスにおける利益の流れを昔以上に深く理解する必要があるんです。
もちろんハードルが上がっているのも事実ですが、その分貢献できる幅も広がっています。ディレクションを通じて、クライアントの潜在的なニーズを引き出し、価値の高いWebサイトを作ることが目標です。
そのためのアクションの一つとして、先ほど述べたデータ解析にも力を入れています。

池邊:Web業界の変化をプラスに捉えて上昇していくためにも、Webディレクターの役割は重要なのですね。
アンタイプでは現在Webディレクターの採用も行っていますが、中川さんからみて、どのような人がWebディレクターに向いていると思いますか?

中川:性格や仕事の仕方が一様である必要はありませんが、常に新しいものに対して興味を持って行動できる人は成長できると思います。責任感があり、芯がある人も強いです。とはいえ答えは一つではなく、業務が幅広い職種でもあるので、色々な人と会って実際にお話ししてみたいですね。

池邊:Webディレクターとして日々多くのサイトを見る中で、特に好きなサイトはありますか?

中川:サイトの作りという点では、「ゼロボード」という企業のWebサイトに最近特に感心しました。
ゼロボード:https://zeroboard.jp/

目次の俯瞰性やオンマウスの反応箇所の制御、アニメーションなど、心地よく閲覧するための細かい配慮を感じます。
情報収集でよく見るサイトは、NewsPicksなどですね。

池邊:最後に、プライベートのことも訊かせてください。
アンタイプは土日祝の完全週休二日制で、休養は充分に摂りながら働ける印象ですが、中川さんは休日をどのように過ごしていますか?

中川:最近は特に散歩・散策が好きです。家の近所をのんびり歩いたりすることでリフレッシュしています。
あとは、妻と一緒に美味しいお店を見つけて、外食を楽しんでいます。
ただ僕自身はインドア派でもあるので、家に籠もってゲームに熱中したり、掃除したり、猫と遊んだりするだけの一日もあります。

池邊:ありがとうございます!私もWebディレクターになって4年目になりますが、業務に対しての解像度が上がったように思います。


アンタイプではWebディレクター/デザイナー/フロントエンドエンジニアを募集しています。
アンタイプの業務に関心を持っていただけた方は、ぜひ応募フォームよりご応募ください。