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アンタイプ社内インタビュー<社長編>

アンタイプ社内インタビュー<社長編>

  • Ikebe
  • 2020.08.28

アンタイプは設立13年目を迎え、さらなる成長を求めて日々邁進しています。
今回はアンタイプがどのような会社であるのかをより多くの人に知っていただきたいという思いのもと、新入社員である池邊から社長インタビューを行いました。

アンタイプのはじまり


池邊:Webディレクターの池邊です。本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、山下さんがWeb業界に入られたきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

山下:1999年、22歳のときにカナダのトロントに語学留学をしたのですが、そこで友人が趣味のWebサイトを開いていることを知り衝撃を受けたんです。当時の自分は周囲では珍しくノートパソコンを持っていたし、PCには詳しいつもりでした。テキストを打つだけでブラウザにページを表示できることに感動し、自分が知らなかったことが悔しいと感じました。そこからはカナダにいるにも関わらず部屋にこもってWebの知識を収集し、帰国したらすぐに東京の広告代理店のWeb事業部に就職しました。

池邊:アンタイプではWeb制作会社には珍しく未経験者も採用していますが、山下さんご自身も独学からのスタートだったんですね。
ではその後はどのような流れでアンタイプ設立に至ったのですか?

山下:最初に就職した会社は、1年で学ぶことを学んだ!と感じ退職しました。実家が金物屋を営んでおり後を継ぐ予定で、小売りの経験を積むため家具の販売会社に入社しました。
ですがそこでの在職中に、代理店時代の同僚であり現アンタイプ取締役の三木から手伝いを頼まれるようになり、段々と二人での仕事が増えフリーランスのWebディレクターに転職しました。
「徹夜は当たり前」の働き方をしていましたがそれでも手が回らなくなり、従業員を増やすために会社という形態をもった、という流れです。

アンタイプの哲学〜philosophy〜


池邊:フリーランスでの経験が会社の土台となっていたんですね。当時は「徹夜が当たり前」だったとのことですが、現アンタイプは全く異なる雰囲気で定時に帰ることもできます。どのような変化があったのでしょうか?

山下:会社を設立してから3,4人規模で運営していた頃は、ひたすらに実務をこなすだけで仕事がまわっていました。しかし人数を増やすにつれ、社員間で仕事に対する姿勢の相違が発生し「経営」に本格的に向き合うようになったんです。
色々な本や情報を読みあさり、「人材」の大切さにやっと気づきました。また、「徹夜は当たり前」の空気もこれからの時代にはそぐわないと感じるようになりました。
そこから時間をかけて「社是」や「企業理念」といった普遍的な「フィロソフィー」を練り、同じ想いを持った人が責任を持って働ける会社を作ってきました。社員一人一人を信用し仕事を任せることでやりがいも生まれ、自分で責任を持つため定時にも帰れる、という働き方ができる会社になったと思います。

池邊:アンタイプのホームページでも掲げられているフィロソフィーにはそのような背景があったのですね。
「信用」という言葉はこのフィロソフィーでも何度か使われていますが、何か背景があるのでしょうか?

山下:「信誠知心」という社是にはアンタイプの全てが詰まっていますが、頭の「信」にあたる「信用」は最も重要なひとことです。
アンタイプを創業してすぐの頃、新規サイトの立ち上げで度重なる失敗をしてしまったことがありました。このお客様からはもう二度と依頼はないだろうと消沈していたところ、後日「色々大変なことがあったけど誠実な対応をしてくれた山下さんとは一生の付き合いをしていく」と思ってもいなかった言葉を掛けていただいたんです。その言葉通り、このお客様とは今でも頻繁にお仕事をしています。
見ている人は見てくれていて、「信頼」の積み重ねが「信用」につながると気づいた忘れがたい経験です。
それ以降も、プラスアルファを提供することで「信用」を生む姿勢を持ち続けることでアンタイプを他社に紹介していただけることも増え、紹介ベースで顧客を増やしてきました。

池邊:電話営業などを行っていない中でもお仕事をいただき、安定した経営が叶えられていることの根本が「信用」そのものなのですね。
では、山下さん自身が働く中で喜びを感じられるのはどのような時でしょうか?

山下:「アンタイプにお願いして良かった」と言っていただいた時ですね。
小売り業をしていたこともあって、人に「ありがとう」と言ってもらうことが元々好きなんです。信用を得られたことの実感にもなりますし、Webという無形のサービスだからこそこのような「言葉」でのコミュニケーションを大事にしなければならないと感じます。

「型にはまらない」挑戦と成長


池邊:アンタイプでは無形のサービスであるWeb制作の傍ら、キッチン雑貨のオンラインショップである「フードライフデザインストア」も運営しています。
当ストアはどのような理由で始められたのでしょうか?

山下:「型にはまらず、常に時代のニーズに合わせ、変化を恐れず成長し続けたい」という考えが根底にあります。
アンタイプのWeb事業はBtoBが主ですが、前職での小売りの経験という強みを生かし、BtoCで一定の収益を得ることにも挑戦したいと思い至り始めました。ECサイトの運営に関しては素人でしたが、実際に展示会などの現場に足を運んで少しずつ取引先を増やしてきました。
一からスタートしたこの経験が、現在力を入れている「Shopify」などECサイトの構築の事業に活きていると感じます。

池邊:フードライフデザイン事業も成長のための挑戦の一環だったのですね。
ShopifyなどのECサイト構築のほか、今後力を入れていきたい点はありますか?

山下:挑戦の一環として、アンタイプでは新規サービスの立ち上げも行っています。
実験段階のため詳しくはお話できませんが、現在は中小企業の社員の皆さんに元気になってもらえるような仕組みを導入するためのサービスを考えています。
日本の企業の9割以上を占めるのが中小企業です。社員が元気だと売上も上がって給与も上がり、みんながハッピーになれるという組織風土をWeb制作会社の立場から作っていけたらと思います。

池邊:現在アプリ開発などは、社員が話し合って設定する「チーム目標」の一環にもなっています。
本サービスも社員発信の始まり方だったのでしょうか?

山下:はい。社内のエンジニアとアプリ開発について雑談程度に話したあと自主的に勉強を進めてくれていて、そのおかげで本格的な実現に向けて動き出しました。挑戦で大切なのは成功するか否かではなく、「喜んでもらえる可能性」です。与えられた仕事の固定観念にとらわれず、人と人を繋げ信用を重ねていくためのアイデアを考える癖は常に意識してほしいですし、それが根付いている会社でもあります。

池邊:私自身も「型にはまらない」挑戦をしていきたいです。
本日はありがとうございました。